●ガンホー代表取締役社長森下一喜氏ロングインタビュー 自社開発タイトル「GO」、「Rondo」の開発構想を聞く / GAME Watch-040925
ボリュームのある内容なので、TGSスペースから切り離しておきました。
内容的には、TGS情報のガンホー編やグラビティ編にかぶる部分が大きいので、併せてご覧ください。
GOというコードネームには「ガンホーとゲームアーツのオンラインゲーム」という意味が込められています。詳細な内容は出ていませんが、まだまだナイショといったところでしょうか。TGSにあわせて「ちゃんと作っているよ」というアピールです。
もう一つのRondoは殆どの情報が伏せられたままです。こちらは発表した中では最後発、2006年のリリースを目指しているようです。完全なガンホーオリジナルとなる本作ですが、不正プログラム対策については堀氏がアーキテクチャの部分から設計しているということで、いずれ、その腕前がお披露目される日が来るでしょう。
オリジナルタイトルを出すことで、今度は「ガンホーが世界展開を進めていく」可能性も出てきましたが、オンラインゲームの現状は「国ごとに事情が違うので、その差を吸収するために現地の法人と契約して運営」というスタイルが主なので、ガンホーもその流れに沿うものと思われます。
ヨーグルティングは韓国でもβサービスが始まったばかりで、ガンホーも日本のパブリッシャーになることが決まって間もないことから、今の段階では多くを語れる状態ではないようです。が、ガンホーとしてはこのゲームに大きく注目していて、力を入れたいと思っているようです。
あとは、ガンホーとグラビティーの関係の変化。昔は両社が二人三脚で歩むイメージが少なからずありましたが、互いにとっての相手が「提携企業の中の一つ」に成り下がってきたことで、以前と異なる状況になっています。たとえば、グラビティ自身がパブリッシャーになったタイトルをガンホーが日本に展開することは恐らくありませんし(例:ローズオンライン)、両社が競合するタイトルを抱えている事情もあります(例:A3のパブリッシャーとなったガンホーが将来、ベクトルの似通ったレクイエムを運営することは考えられない)。
日本での展開が気になっていたラグナロクモバイルについても、実現を阻む壁が数多くあります。グラビティとしては、高機能携帯の普及元である日本に入り込みたい気持ちでいっぱいでしょうね。
ここで紹介した記事の最後には、ガンホーの未来を左右する非常に重要なメッセージがあります。ここでは内容を紹介しませんので、ぜひ読んでみてください。この業界の流動性というか、状況の変わりやすさを物語っているといえます。